石垣市は17日、島外で家族以外と会食し、島に戻った人に対し、新型コロナウイルス感染防止のため、1週間程度は宴会などへの参加を控えるよう呼び掛けた。市内の感染状況は比較的落ち着いているが、中山義隆市長は「年末年始の忘年会、新年会のシーズンに入る。気を付けてほしい」と警戒感を示した。
新型コロナ感染者は全国的に増加傾向にあり「第3波」襲来の可能性が懸念されている。市健康福祉センターによると、市内では感染経路が不明の陽性者も出てきており、予断を許さない状況。
中山市長は17日の記者懇談会で「島外で飲食したあと島に帰ってウイルスを持ち込み、島内で飲食して感染が広がった事例がいくつか出ている。このパターンを抑え込みたい」と強調した。
石垣市では観光客数が回復傾向にあるが、現時点で、観光客から感染が広がったとみられる事例はほとんどないという。
市健康福祉センターの佐藤隆所長は、マスク着用、手洗い、うがい、手指のアルコール消毒を改めて求め「『飲食の際は5人未満で2時間以内』という県の目安を守ってほしい」と求めた。