封じ込めへ沖縄も正念場 全国「第3波」襲来の様相 新型コロナ

 国内では18日、新たに過去最多の2千人を超える新型コロナウイルス感染者が確認され、流行「第3波」襲来の様相が鮮明になった。沖縄でも感染者の増加傾向が続く厳しい状況。流行が比較的落ち着いているとされる八重山も含め、感染拡大封じ込めに向けた正念場を迎えている。

 沖縄の新規感染者数は41人。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は15・92人で、北海道(28・44人)、大阪(18・63人)に次ぐ全国3位の高水準になった。41人中、22人の感染経路が分かっておらず、市中感染の広がりも懸念される。
 八重山では、かりゆし病院の集団感染が終息し、16日以降、3日連続で感染者は確認されず、感染状況は「比較的落ち着いている」(中山義隆石垣市長)。
 だが最近の感染例を見ると、沖縄本島で会食して感染し、石垣島に戻って感染を広げたケースが見られ、住民の感染予防意識徹底が求められている。
 市は17日、島外で会食して石垣島に戻った人に対し、1週間程度は宴会などに参加しないよう呼び掛けた。
 県内の医療体制、感染状況の切迫度を示す警戒レベルは18日、療養者数が最高レベルの第4段階(感染蔓延期)に入った。新規感染者数も第4段階に達している。県立八重山病院には同日現在、7人が入院しており、内訳は重症1人、中等症3人、軽症3人となっている。

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