加藤勝信官房長官は19日の記者会見で、中国公船による尖閣諸島(石垣市登野城尖閣)周辺の接続水域での航行日数が、今年に入り19日で通算300日に達したと明らかにした。接続水域だけでなく領海侵入も相次いでいる事態を踏まえ「極めて深刻だ。現場海域で海上保安庁が警告するとともに、外交ルートで厳重に抗議している」と強調した。
19日は、中国海警局の船4隻が接続水域で航行しているのが確認された。4隻は、機関砲のようなものを搭載した「海警1303」のほか「海警1301」「海警2502」「海警14603」。尖閣周辺で中国船の航行は74日連続。