小波本牧場が最優秀 出品15頭上物率100% JA石垣牛枝肉共励会

最優秀賞の小波本代表と妻・由紀さん(中央)、優秀賞の上江洲代表(左)、優良賞の比嘉さん=20日午後、八重山食肉センター内

 第31回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会が20日、八重山食肉センターで行われた。出品牛15頭の中から最優秀賞には小波本牧場(小波本英良代表)=登野城=の黒毛雌が選ばれた。セリの結果、同枝肉の1㌔当たりの販売単価は3600円、販売額165万4200円となった。優秀賞には農業生産法人㈲ヤイマ・ブリーダー・ランチ(上江洲安生代表取締役)、優良賞には比嘉豊さん(53)が選ばれた。

 出品されたのは黒毛雌9頭、黒毛去勢6頭で、上物率100%。このうち、霜降りの度合いを示す牛脂肪交雑基準(BMS)の最高値12は3頭あった。
 最優秀賞の枝肉は重量459・5㌔、ロース面積75平方㌢、バラの厚さ9㌢、皮下脂肪2㌢、歩留基準値77・6%、BMS12だった。
 小波本代表(51)は自身の初の最優秀受賞に、「コロナで苦しい思いをしながら頑張ってやってきた中での受賞」と笑顔。
 出品する予定だった牛が1週間ほど前に死んだため、2番手を出品したが、「まさか入賞するとは」と驚き、「島の牧草をふんだんに食わせ、島でしかできない肥育を目指している。脂の質を上げ、全国から注文が殺到するようにしたい」と決意を新たにした。
 出品牛の平均枝肉重量は462・9㌔、ロース面積64・2平方㌢、バラの厚さ7・7㌢、皮下脂肪2・8㌢、歩留まり基準値74・6%、BMSは8・8。
 セリの結果、販売総額は2083万6140円で、一頭当たりの平均価格は138万9076円、1㌔当たりの平均単価は2976円となった。最高総額は、販売単価4200円を付けた優良賞の比嘉さんの去勢牛で、223万8600円だった。
 セリ前のセレモニーで、公益社団法人・日本食肉格付協会九州支所の鳥淵賢二郎支所長は「年々、肉質も向上しており、素晴らしい成績。特に最優秀は各部位とも充実している」と講評。「全体的にサシ不足やハート芯などが見られて惜しい。今後とも飼料等の管理を」と呼び掛けた。
 主催者あいさつとしてJA石垣牛肥育部会の仲大盛吉幸部会長が「4~5月は売れない時期もあったが10月頃からだいぶ軌道に乗りつつある。全体頭数を減らさないよう、石垣島のブランドとして守っていきたい」と話した。沖縄県農業協同組合管理・農業振興本部の前田典男専務のあいさつや中山義隆市長の祝辞もあった。

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