石垣市立大浜小学校創立130周年記念式典(主催・同校創立130周年記念事業期成会)が21日、同校体育館で開かれた。新型コロナ感染拡大防止のため入場制限をし、会場には歴代校長・来賓・6年生ら、計約100人が出席。その他在校生は各クラスから画面越しで式典を見守った。浦崎喬校長は「6395人の児童が巣立ち、各界での活躍は枚挙にいとまが無い。未来にどんな困難が待ち受けても、希望の光は子どもたちの成長」と強調し、教育活動推進への決意を新たにした。
同期成会の田盛英伸会長は「子どもたちが安心して勉学に専念できる充実した学習環境を整備することが関係者の責務。(整備した備品を)大切に有効に使って」と激励。
前津大輔PTA会長は「全国学力学習状況調査では県平均を大きく上回り、卒業生は島内外、国内外で活躍している」と学校関係者らに感謝した。
生徒を代表し、大島千佳児童会長が「地域に愛され地域と共に伝統を引き継いできた小学校。いろんなことに挑戦し大きくたくましくなり、世界を渡り歩くグローバルな大人になる」と宣言した。
式典では高額寄付者、教育功労者、歴代校長、歴代PTA会長への感謝状贈呈式、全校生徒の祝賀ビデオレターの放映、中山義隆市長(代読)、八重山教育事務所の宮良勝也所長、市教育委員会の石垣安志教育長の祝辞もあった。
式典前には全児童326人と全職員、期成会役員による祝賀パレードもあり、鼓笛隊と小旗を持った児童らが地域内を練り歩き、住民こぞってお祝いムードを盛り上げた。
式典後には校庭での6年生による獅子舞と体育館での祝賀会が催され、多くの関係者らが130周年を祝った。
同校は6月16日に130周年を迎えたが、新型コロナの影響で延期されていた。