「心豊かでたくましく」 全児童639人らパレード 平真小創立130周年

創立130周年の横断幕を手に校区内を練り歩く全児童、期成会役員ら=22日午前、石垣市平得

 石垣市立平真小学校創立130周年記念式典(主催・同校創立130周年記念事業期成会)が22日午後、同校体育館で開かれた。新型コロナ感染拡大防止のため入場制限をし、会場には歴代校長・PTA会長、来賓、6年生児童ら計200人以上が出席。仲皿利治校長は「卒業生は4776名を数える。心豊かにたくましく生きる児童の育成を掲げ、大規模校としての特性を生かしながら、これまで以上に学校、家庭、地域が協力し合う関係を構築していく」と決意を新たにした。

 同期成会の辻野ヒロ子会長は「(新型コロナによる)各種イベントの中止や経済状況の鈍さと共に募金活動も厳しくなったが、『今だからこそ力を合わせて』という士気を鼓舞する声が学校を愛する気持ちと共に高まった」と強調。
 「記念事業の成果が学校教育の一層の充実発展に資することを願い、あこうっ子が大きな夢と希望を抱き、輝かしい未来へ大きく羽ばたいてほしい」と願った。
 辻野会長から仲皿校長へ、あこうまつり舞台・倉庫の新設、備品などの記念事業目録が贈呈された。
 生徒を代表し、運営委員会の宮良雫さんが「130年という長い長い歴史は、これまでの卒業生やたくさんの地域の人々に支えられてのこと。先輩達から受け継いだ伝統や誇りをしっかりと守りつつ、さらに良い物になるように努力して後輩達へと受け継いでいきたい」と宣言した。
 式典では歴代校長、歴代PTA会長、教育功労者、高額寄付者への感謝状贈呈式、中山義隆市長、八重山教育事務所の宮良勝也所長、市教育委員会の石垣安志教育長の祝辞もあった。
 式典前には全児童639人と全職員、期成会役員、保護者による祝賀パレードもあり、マーチングバンドレインボーを先頭に児童らが校区内を練り歩き、住民こぞってお祝いムードを盛り上げた。
 式典後には祝賀会が催され、多くの関係者らが6月9日に130周年を迎えた同校を祝福した。

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