署名の精査結果公表せず 陸自配備反対で17年提出

石垣島への陸自配備に反対する署名と要請書を中山市長に提出する「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」メンバー=2017年9月19日、石垣市役所

 石垣島への陸上自衛隊配備計画に反対する「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」が2017年9月、市に提出した市民1万4000筆の署名について、知念永一郎総務部長は11日、「精査作業は完了していないので(精査の結果を)公表する予定はない」と明言した。内原英聡氏の一般質問に答えた。

 連絡会は署名数が有権者の30%超に達しているとして、市に対し、陸自配備反対の民意を重く受け止めるべきだと訴えた。これを受け、市は署名簿と選挙人名簿を照合。署名したのが実際に有権者なのか精査し、途中経過で有権者の署名数は実際には8000筆台と推計していた。
 内原氏は「(精査結果を)何で公表しないのか」と追及。知念部長は「限られた職員で日常業務もあり、作業が思うように進まず、完了しなかった」と述べた。
 中山義隆市長は精査の途中経過について「多い人は6回署名していた。県外在住者の署名も多数見受けられ『気持ちは市民と同じ』と書かれていた。亡くなった人の署名や、県外に嫁いた人が旧姓で署名したものもあり、それは省くべきだ」と指摘。「署名数が有権者の30数%だったのか疑いがある」と強調した。
 内原氏は「市は根拠法もなく精査し、結果を公表する予定もない。なぜ精査する必要があったのか。行政の暴走、中山市長の職権乱用だ」と厳しく批判。知念部長は照合のための選挙人名簿閲覧について、公選法で認められた統計調査に該当すると反論した。

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