八重山青年会議所の新里祐樹理事長らは16日午後、国土交通省を訪れ、小林茂樹政務官に、中国公船による尖閣諸島領海への侵犯行為に関する政府の対応を求める要請決議文を提出した。
中国公船が尖閣周辺の領海外側にある接続水域で航行した日数は今年、初めて300日を突破。日本の領海内で操業する日本漁船を追尾するなどの威嚇行為も頻発している。
決議文では「実際の生活圏が脅かされている問題を見過ごさないよう、住民側から声を上げ続けることが重要」と強調。
政府は①中国政府に対し、尖閣諸島沖領海への侵入を即刻禁止すること②沖縄県民、とりわけ尖閣近隣に住む八重山地域住民に伝わる形で、中国政府に対して抗議すること③漁業従事者が尖閣周辺海域で安心安全に操業できる体制のさらなる強化―を求めた。
八重山JCは、市民の尖閣諸島問題に関する理解も深めてもらいたいと、市議の砥板芳行氏を招いた対談「尖閣問題解決フォーラム」の動画を公開している。動画はユーチューブで視聴できる。