与那国町長選 3氏が出馬に意欲 路線継承や経済など争点

 来年8月予定の与那国町長選に外間守吉町長(70)が立候補せず、勇退する意向を表明したことを受け、3人が出馬に意欲を示している。4期16年にわたった外間町政の路線継承の可否、コロナ禍にあえぐ町経済の立て直し、行財政改革などが主な争点になりそうだ。

 出馬に意欲を示しているのは、町議会議長の前西原武三氏(66)=久部良、前町議会議長の糸数健一氏(67)=祖納、元町議の池間龍一氏(70)=同。
 前西原氏は外間町長から後継者の指名を受けた。現在8期目。「出馬を前向きに検討している」と話しており、1月には表明する見通し。外間町政の路線を継承する考えで、与党町議団が支持する意向を示している。
 糸数氏は前回2017年町長選に出馬したが、外間氏に僅差で敗れた。町長選への対応について「町民全てを腹いっぱい食わせていくのがリーダーの役目だ。経済のパイを大きくする」と出馬を明言した。外間町政は行政サービスの公平さに欠くと批判しており、野党町議団が支持する意向を示している。
 池間氏は町議を3期務め、尾辻吉兼町長時代に町役場の課長を歴任した。出馬の理由について「与那国に地産地消のシステムを作りたい。農業をする人が減り、農地が荒れているが(地産地消を進めることで)島の中で生産と消費がうまく回るようになるのではないか」と語った。
 前西原、糸数氏は保守のスタンスで、池間氏は「保革という考えは持っていない」としている。前回選挙に続き保守分裂選挙となる可能性が高まっていることから、間隙を縫う形で革新系の田里千代基町議が出馬を検討している。
 前西原氏が町長選出馬のため辞職すれば町長選と同時に町議補選が行われる見通し。
 外間町長は町議会12月定例会の一般質問で「5期目の考えはない」と述べ、後進に道を譲る考えを示した。外間氏の任期は8月27日まで。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る