12月日照2番目の短さ 石垣37時間、西表32時間

石垣市の曇り空。観測史上2番目の日照不足に見舞われている=7日、登野城

昨年12月の八重山地域の通算日照時間は石垣島37・4時間、西表島(竹富町)32・1時間、与那国島24・9時間にとどまり、12月としては観測史上2番目に短いことが分かった。前線の停滞が原因で石垣島地方気象台は日照不足に関する情報を出し、注意を呼び掛けている。

石垣は1944年の28・8時間、西表は2011年の29・3時間、与那国は同年の12・4時間の各最短記録に次いで短い。石垣は過去30年間の12月の平均時間の37%、西表は43%、与那国は38%にすぎない。
日照不足は1月も続き、1~6日の6日間の日照時間は石垣11・8時間、西表2・4時間、与那国5・5時間となっている。
気象台によると、大陸から張り出した寒冷なシベリア高気圧、フィリピン沖から進出した温かい太平洋高気圧が八重山上空でぶつかり、前線が居座って雨をもたらしている。
12月の平均気温は石垣20・4度、西表20・1度、与那国19・8度と平年並みで日照不足だけが顕著になっている。
日照不足情報の発令は1月5日で気象台は「日照不足はしばらく継続すると見込まれ、農作物の管理に十分注意してほしい」と話している。

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