第33回沖縄県少年の主張八重山地区大会(八重山地区青少年育成市町民会議主催)が4日、石垣市立図書館で開かれ、8人の中学生が熱弁を奮った。最優秀賞に輝いたのは石垣第二中学校の知念粋加(きよか)さん(3年)。左耳の聴覚を失った知念さんは「違いを乗り越えて」と題して発表し、「(ハンディは)誰かの支えがあれば乗り越えられる」と涙ながらに訴えた。
知念さんは幼いころ、病で左耳の聴覚を失い、年を重ねるごとに耳が不自由なことに怒りを感じ始めた。支えてくれたのは母の言葉。「辛い経験が自分自身を強くする。自分以上に人の苦しみや悲しみがわかる人になって」と諭された。将来の夢は介護士になり、「たくさんの人の笑顔を引き出す」こと。「人との違いを乗り越えて一歩を踏み出してみませんか」と締めくくった。
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