中国船が日本漁船接近 今年初、尖閣周辺に侵入

第十一管区海上保安本部によると14日午前7時16分ごろ、石垣市の尖閣諸島・大正島の南約22㌔の海上で、中国海警局の船「海警2302」が領海侵入し、近くで操業中の日本漁船(8・5㌧)に接近しようとする動きを見せた。中国公船が尖閣周辺で操業する日本漁船に接近するのは昨年12月26日以来で、今年初。
海保が日本漁船の周囲に巡視船を配備し、安全を確保した。中国公船が尖閣周辺で領海侵入するのは2日連続で、今年2日目。
漁船は1人が乗船。関係者によると、沖縄県内の漁協に所属している。中国側には、日本漁船の操業を妨害することで、尖閣諸島の領有権を主張する狙いがあると見られる。
「海警2302」は約9時間領海内を航行し、午後4時15分ごろ、領海外側の接続水域に出た。接続水域には、機関砲のようなものを搭載した「海警2201」のほか「海警1103」「海警1401」も航行している。中国公船が尖閣周辺を航行するのは5日連続。
この日は、石垣市が定めた「尖閣諸島開拓の日」に当たり、市の式典が開かれた。登壇者からは、中国公船による日本漁船への威嚇行為が続発していることについて「断じて許されるものではない」と非難する声が相次いだ。
加藤勝信官房長官は同日の記者会見で「速やかにわが国領海から退去するよう、東京、北京双方の外交ルートで中国側に厳重な抗議を行っている。誠に遺憾で、断じて容認できない」と述べた。

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