「野鳥をひかないで」 大本小児童が歩道で安全運動

 大本小学校(金城一石校長)の全校児童8人は20日朝、「野鳥をひかないで」と書かれたメッセージボードを持ち、学校前の道路を走る車に安全運転を呼び掛けた。梅田朋君(6年)は、「僕たちにしかできない活動で大切な野鳥を守りたい」と決意した。
 昨年度から始まった活動は、毎月第4水曜日の朝の時間を利用して実施される。
 児童らは「38㌔以下でゆっくり走ろう」「カンムリワシをひかないで」などと書かれた手作りのボードで安全運転を呼びかけた。
 梅田朋君(6年)は、「餌となるハブやカエルが轢かれると野鳥も住みづらくなる。このアピール運動は、大本小だからこそできる活動です」と誇らしげに話した。
 この日は15分間で31台の車が通り、一生懸命手を振る児童らに運転手も速度を緩めた。
 金城校長は「昨年度から定例化してきた活動。野鳥の交通事故を少しでも減らすために継続していきたい」と話した。

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