「今は耐えるしか…」 レンタカー、利用客9割減も コロナ禍

コロナ禍で利用者が減少しているスカイレンタカー石垣島店=28日午前

 政府の観光支援策「GoToトラベル」停止や県独自の緊急事態宣言の影響で、石垣市内のレンタカー事業所が苦境に追い込まれている。利用客が7~9割減少した店舗もあり、車の維持費など固定費の支出に頭を抱える。
 石垣空港近くの「スカイレンタカー石垣島店(下地圭一郎店長)」=白保=は、今月の予約が前年比3割程度。利用者はほとんどがビジネス目的の来島者に限られ、GoToトラベル一時停止や緊急事態宣言の影響を大きく受けているという。
 来月以降も予約がほとんど入らず、下地店長は「レンタカー事業は車の固定費がかかる。今は耐えるしかない」と肩を落とす。
 通常は車の出入りでにぎわう空港付近のレンタカー店だが、28日午前はスタッフ以外の姿はなく、閑散としていた。
 下地店長は「レンタカーはお客さまが来ないと何も始まらないサービス」と話す。2月末までは雇用調整助成金を活用してスタッフを休業させるが、その後の見通しは立たない。
 下地店長によると、同店は1台につき月10万円の売り上げが必要だが、現在はわずか2万円程度。今後は人件費削減のために無人受け付け・返却サービスの導入を検討しているという。
 空港付近にある別のレンタカー事業所の女性スタッフは「売り上げは去年の1割程度で、1日に1~2人しか利用客がいない。しょうがないが、今年は料金を下げて対応しないといけない」と明かす。
 市民には自家用車が普及しているため、地元の需要を創出するための新たなサービス導入は困難だという。
 別の事業所の女性店長は「従業員を守らないといけないが、先が見えないから不安。何かできることはないかと毎日考えている」と不安を漏らした。

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