八重山中学校体育連盟結成60周年記念式典が13日午後、石垣第二中学校体育館で開かれ、最近10年間の功労者や、選手育成に尽力した関係者を表彰。さらなる飛躍を誓った。式典は新型コロナウイルスの影響で、参加者を少人数に絞るなど、規模を縮小した。
友利始夫会長は「これからも運動部活動を通して3つの『F』、フェアプレイ(公正)、フレンドシップ(友情)、ファイティングスピリッツ(闘志)を育て、次世代を背負う中学生の生きる力と心身の育成に積極的に取り組みたい」と式辞を述べた。
同連盟は1961年に野球、バレーボールの2種目の専門分野で開始し、現在は18専門部へと拡大した。競技人口の増大と共に競技力向上や指導者の資質向上が図られた。これまで八重山勢は県大会で、野球、バレーボール、ソフトテニス、卓球、サッカー、相撲、バドミントンが優勝に輝いている。
表彰は歴代役員や専門部長など28人、選手育成団体13人、選手育成個人26人、外部指導者9人、関係団体21団体、企業広告42社などが表彰を受け、代表者が表彰状を受け取った。
受賞者を代表して第22代会長(2016~17)の東迎和芳元会長は「地区として県大会派遣を取り入れ、選手や各学校の取り組みに変化が見られるようになった。(八重山勢の)県大会優勝、全国大会出場などに結びついた。八重山での優勝だけでなくさらに上の大会を目指し、意識を変え行動へと結びつける取り組みを続けてほしい」と期待した。
来賓あいさつで沖縄県教育庁八重山教育事務所の宮良勝也所長は「この節目を機に、次代を担う青少年の充実した学校生活の向上、よりよい社会と幸福な人生の作り手となる青少年の育成に寄与され、さらに飛躍することを期待する」と祝辞を述べた。
八重山中学校体育連盟歌を石垣第二中学校吹奏楽部が演奏、生徒会役員が歌唱を披露し、式典に花を添えた。