陸自の水道施設整備へ 基本設計料、賛成多数で可決 石垣市議会

水道事業会計補正予算などを可決した石垣市議会=1日午前

 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会の本会議が1日開かれ、陸上自衛隊駐屯地の水道施設整備に向けた基本設計委託料2392万円を盛り込んだ水道事業補正予算を賛成多数で可決した。

 陸上自衛隊駐屯地は石垣島平得大俣地区で用地造成が進んでいる。市水道部によると、駐屯地に水道水を配水するため、石垣浄水場於茂登送水ポンプの容量を増やす工事が必要になる。
 工事の規模などは基本設計に向けた調査で判明する。基本設計委託料は全額、沖縄防衛局が負担する。
 議案を審議した建設土木委員会の我喜屋隆次委員長は、同委員会で可決されたことを報告。これに対し、野党は「住民合意が図られていない中で自衛隊配備を促進するような事業には賛成できない」(花谷史郎氏)、「近隣住民の同意を得ないまま建設地が決まった。市民は納得できない」(新垣重雄氏)などと反対討論した。
 与党は「自衛隊配備と水道整備は別問題だ」(仲間均氏)、「しっかり調査し、地域住民に迷惑が掛からない施設にすべきだ」(我喜屋氏)などと賛成討論した。
 裁決では与党12人と野党の砂川利勝氏が賛成、その他の野党が反対した。

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