大原庁舎の早期整備へ 新婚者支援など新規事業も展開 西大舛町長が施政方針

施政方針演説する西大舛町長=5日午後、町議会

竹富町の西大舛髙旬町長は町議会3月定例会初日の5日、2021年度施政方針演説を行なった。基本目標の第一として「西表大原庁舎の早期整備」を掲げ、「新型コロナ対策や世界自然遺産登録を見据えた自然環境行政の拡充、伝統文化の情報発信の拠点施設となる多機能複合型の庁舎整備に取り組む」と強調した。

子育て支援として、新居の家賃や引っ越し代などの経済的負担を軽減する「結婚新生活支援事業」をはじめ、妊産婦や難病患者などへの支援事業に取り組む。
地域活性化に向けて、地域おこし協力隊を終えた者が継続して地域貢献活動を行うための「地域プロジェクトマネージャーの活用」や、老朽化が著しい貨物船「農協やえやま(農協丸)」の代替船として多機能型貨物船の整備などに取り組む。
また、ICTを活用した就業創出と移住・定住促進や地域の多様な課題解決に取り組む。
世界自然遺産登録について、持続可能な観光利用の取り組みへの支援や町観光案内人条例と連携した西表島エコツーリズム推進全体構想の策定などに取り組む。
下水道・農業集落排水事業について、2015年に策定した町汚水処理整備構想を見直し、汚水処理施設の更新工事に取り組む。
コロナ対策として、国・県などと連携し、医療や搬送体制の拡充、ワクチン接種事業に取り組む。
児童生徒の健全な教育推進に向け、ICT支援員の派遣や社会教育・生涯学習などの機会の充実、海洋教育の推進に取り組む。
今夏開催予定の東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、町のホストタウンとして2019年に登録されたサンマリノ共和国との交流を深める。
有人国境離島としての役割を自覚し、海洋環境の持続的な利用に向けた施策を推進していく。

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