玉城デニー知事は24日、県庁で臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスが急拡大しているとして「県の緊急事態宣言終了から1カ月も経っていないが、1週間あたりの陽性者数は3倍近くに増加した。予想以上のリバウンド(再拡大)だ」と危機感を示した。「県民の協力がなければ『第4波』に突入するかも知れない」と言明した。
緊急事態宣言の終了後、1週間当たりの感染者数は、3月第1週目に23%増、第2週目に42%増、第3週目に61%増と、加速度的に増加している。
県によると、宣言終了後に飲食店の時短営業が終了し、会食の場が増えたことが感染拡大につながった可能性が高い。
最近の感染者を年齢別に見ると、20代から40代が全体の62%を占める。「典型的な流行立ち上がりの様相」(玉城知事)となっている。
玉城知事は歓送迎会自粛と、会食、模合は4人以下でも長時間行わないことを求めた。春休みに沖縄に帰省する場合はPCR検査を受けることも要請した。