自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所(長谷竜己所長、所員14人)がこのほど、八重山3市町にちなむ天然記念物をモチーフにした同所公認キャラクターを制作した。自衛隊沖縄地方協力本部では天然記念物であるヤンバルクイナをモチーフにした公認キャラクター「くくる」がすでにいるが、石垣出張所での公認キャラクターは初となる。
同所は2月26日に3大SNSの「フェイスブック」、「ツイッター」、「インスタグラム」のそれぞれでアカウントを初開設。開設に合わせて、所員の玉城貢さん(37)=2等陸曹=がパワーポイントを駆使して公認キャラクターの制作を任された。
キャラクターは八重山の天然記念物をモチーフとし、カンムリワシの「クラウン3佐」、イリオモテヤマネコの「マヤ3曹」、ヨナグニウマの「よなぽに2士」の3キャラクターを誕生させた。
クラウン3佐は石垣島出身で、名前は「冠(かんむり)」の英訳「Clown(クラウン)」に由来。航空自衛隊でパイロットを務める3等空佐で、「おやじギャク」が得意。
マヤ3曹は西表島出身で、名前は八重山方言で「猫」を「まやー」と呼ぶことに由来。陸上自衛隊で衛生(看護師)を務める3等陸曹で、語尾に「にゃ~」を付けてしゃべる。
よなぽに2士は与那国島出身で、名前は「与那国馬」の体高が約110~120㌢で「ポニー」に分類されることに由来。海上自衛隊で艦艇勤務(船乗り)をしている2等海士で、自衛隊に入隊したばかりの新人だ。
玉城さんは「所のSNS立ち上げの際、キャラクター制作を任せてもらえたことに感謝したい」と振り返り、「いずれ自分が転属しても、このキャラクターを通じて、所員が八重山のため、自衛隊のために様々な情報発信をしてくれるという思いを込めた」と笑顔を見せた。
キャラクターの詳細などはSNSで随時、情報発信していくという。