久保埜(男子)、川﨑(女子)ともに初V 感染対策徹底し2年ぶり開催 国内今年初レース、742人完走 石垣島Tアスロン 

石垣島トライアスロン大会2021で一斉にスタートするシード選手ら=11日午前、南ぬ浜人工ビーチ

 国内大会としては今年初という「石垣島トライアスロン大会2021」(主催・同大会実行委員会)が11日、南ぬ浜(ぱいぬはま)町をスタート・フィニッシュ地点に開催された。814人が出走し、742人が完走。総合男子では久保埜一輝(30)=東京都=が、総合女子では川﨑由理奈(34)=埼玉県=がともに初出場で初優勝を果たした。

 スタート時の天気は晴れ。石垣島気象台によると、午前8時時点の気温は24・1度、風速は7・5㍍で、島の暑さ、風の強さを十分体感できるレースとなった。
 2年ぶりの今大会は、新型コロナウイルス感染予防対策として開会式は行わず、大会名誉会長の中山義隆市長の号砲の後、ローリングスタートで開始。
 シード権を得た20人が午前8時、南ぬ浜人工ビーチから海に飛び込み、1分後からは10秒ごとに10人の選手が順にスタートを切った。
 総合男子では、シードで出走した久保埜が終始独走。ローリングスタートで久保埜より1分12秒後に出走した総合2位の大畑亮介と15秒差の2時間9分2秒で優勝した。
 総合女子では初出場でシード権のなかった川﨑がシード選手らを追いかける展開。スイム、バイク、ランと徐々にタイム差を縮め、女子総合2位の太田麻衣子と3分46秒の差を付ける2時間17分で優勝した。
 スイム1・5㌔を終えてすぐのサザンゲートブリッジ周辺やバイク40㌔、ラン10㌔の各沿道では、地域住民らが拍手で「声援」を贈った。
 今大会は814人が出走し、完走率は91・2%だった。
 20年の石垣島トライアスロン大会は新型コロナのため中止されたが、今大会でもコロナ対策として表彰式は行わなかった。

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