尖閣警備に感謝 諸熊さんらが石垣海保訪問

左が諸熊さんと増田保安部長。全国から2万羽の鶴が集まった=16日午後、石垣海上保安部

尖閣諸島(石垣市登野城尖閣)周辺の領海を警備する石垣海上保安部(増田克樹保安部長)への感謝訪問として16日午後、諸熊弘毅さん、吉岡洋子さん、久米由美子さんら有志3人が熊本から同保安部を訪れ、全国各地から集まった千羽鶴とお守り、お菓子を贈呈した。諸熊さんは「みなさんの頑張りは国民に届いている。大変な中、尖閣を守ってくれてありがとう」と激励の言葉をかけた。
贈呈は、「海上保安部に感謝の気持ちを伝えたい」と諸熊さんが発起人となり実現した。ネットやメールを通して鶴の提供を呼び掛けたところ、全国各地から多くの個人や団体が協力し、2万羽あまりの鶴が集まったという。
増田保安部長は「尖閣周辺の領海には、ほぼ毎日中国船が入ってくる。引き続き注視する必要がある」とした上で「事態をエスカレートさせないために、毅然とした態度で冷静に対応していく」と述べた。現場を警備する巡視船「なぐら」の遠藤恭介船長と桜井勝利業務管理官も鶴を受け取った。
日本政府は今年2月、外国公船・軍艦が日本に上陸するために領海に侵入した場合、海上保安官による「危害射撃」が可能だと新たに決定した。諸熊さんは「みなさんが辛抱強く警備しているおかげで有効な対策がとれている。負担や苦労もあるだろう。とても感謝している」と話した。
吉岡さん、久米さんも「危険な任務を遂行するみなさんに頭が下がる。現状を全国に周知していきたい」とした。諸熊さんらは17日、戦時死没者慰霊碑や尖閣神社を訪問する予定。

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