各施設でワクチン接種開始 高齢者対象、来月本格化 医療従事者確保は調整中 石垣市

石垣市の高齢者施設でワクチン接種が始まった=26日、聖紫花の杜(市提供)

 石垣市の高齢者施設で26日、65歳以上の入所者と職員に対する新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。八重山で医療関係者以外の一般住民が接種を受けるのは初めて。施設入所者以外の高齢者に対する集団接種は5月17日から85歳以上を優先して始まり、会場は市総合体育館が使われる予定。市は高齢者対象の接種を6月に終了させたい考えだが、前提となるワクチンや医療従事者の確保は調整中で、今後のスケジュールには不透明感も漂う。

 26日は介護老偉人保健施設聖紫花の杜など3施設にかりゆし病院の医師らが出向き、入所者、職員計約70人に接種した。来週中に市内16施設で1回目の接種を終え、3週間後に2回目の接種を行う。対象者は入所者計536人、職員計430人。
 かりゆし病院の境田康二院長は取材に「接種を希望しない人も少しいるが、ワクチンを打たない理由はない。95%の効果があるワクチンなので、なるべく多くの人に打ってもらいたい」と期待した。
 28日には3箱(約3000人分)のワクチンが市に届く予定。高齢者施設の入所者以外に対する集団接種は当初、健康福祉センターで実施する方向だったが、接種人数をなるべく増やすため、より広い総合体育館に変更する。
 市によると、1日百人規模で接種するためには少なくとも医師2~3人が毎日常駐する必要があり、現在、八重山地区医師会に協力者を募っている。地元で医療従事者の確保が困難な場合には県医師会にも協力を仰ぐ。
 接種は85歳以上を最優先とし➀80~84歳➁75~79歳➂70~74歳➃65~69歳➄60~64歳―の順に優先順位の年齢区分を設定する。
 市は医療従事者を確保後、遅くとも来週までには85歳以上の高齢者に接種券を発送したい考え。接種券が届いた市民を対象に、コールセンターとインターネットで接種の予約を受け付ける。

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