玉城デニー知事は28日、県庁で記者会見し、5月11日まで延長した「まん延防止等重点措置」の対象区域に北谷町、西原町、与那原町、南風原町、八重瀬町を追加すると発表した。来月1日から適用する。県内の対象区域は計10市5町となった。大型連休(GW)に向け、緊急事態宣言地域や「まん延防止措置」適用地域からの帰省、来県は厳に控えるよう求めた。
玉城知事は「県内で変異株のまん延を許せば、感染状況が急拡大し医療崩壊も招きかねない」と危惧した。
県は「まん延防止措置」の対処方針として、県民に不要不急の外出や移動の自粛、混雑を避けること、飲食店の利用自粛(午後8時以降)、県外・離島への不要不急の往来自粛を求めた。来県者には、出発地でのPCR検査受検を呼び掛けた。
玉城知事は感染拡大地域からの来県を検討している人に対し「今は沖縄に来ても旅を楽しめる状況ではない」と述べた。
県民には歓迎会、ビーチパーティー、路上での飲酒自粛や、同居家族のみとの会食も要請した。
飲食店に対し、カラオケ設備の利用自粛と飲食時以外のマスク着用に協力しない客への酒類提供を控えることも求めた。
事業所には出勤者数7割削減を目指したテレワーク、学校には部活動での練習試合・合宿自粛を要望した。バスやモノレールなどの公共交通機関では検温を行う。大規模集客施設では入場者数を制限し、午後8時までの営業としてもらう。