【金波銀波】潮目が変わったのだろうか…

潮目が変わったのだろうか。台湾有事を巡るニュースが突如として増えてきた。米インド太平洋軍司令官が米上院で「中国の台湾進攻は6年以内の可能性」と発言したことからだ。その後、続々と米軍、米政府関係者がその時期について述べ出した。確かに中国は台湾を取り戻したいと考え、軍備を増強しており、可能性は大ではある◆しかしよく考えてみると、台湾進攻の時期など容易に判明するはずはない。中国政府、軍内部でもトップシークレットだからだ。無論、米関係者は明確に何年と断定しているわけでもない。ただその時期が近いことを示しているだけである◆日本では一気にこの話で盛り上がっているが、当の台湾はどうか。台湾政府各機関では依然から情報収集しており、中国内にいるという台湾の諜報員からも様々な中国政府の動向をつかんでいるはずだから、当然慌てていることはない◆台湾政府関係者、政党関係者は別として、台湾の庶民の反応は総じて鈍い。元来、中国に対しての評価は高くなく、現実のものになるとは考えていない人が大勢を占める。「そんなことできるはずがない」と高をくくっている◆はたから見ると、そんな姿勢でいいのかと心配になるが、中台関係は部外者には分からないことが多い。

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