高齢者の集団接種開始 初日は混雑なく 6月末完了 石垣市 コロナワクチン

石垣市で高齢者の新型コロナウイルスワクチン集団接種が始まった=17日午後、市総合体育館メインアリーナ

 石垣市の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が17日、市総合体育館メインアリーナで始まった。初日はほとんど混雑はなく、スムーズに作業が進み、午後からの3時間で約100人の接種を終えた。市は約6000人が集団接種を受けると見込んでおり、各医療機関での個別接種も含め、6月末には高齢者全員の接種を終えるスケジュールで作業を進める。

 会場にはテーブルといすが並べられ、最大5カ所同時に接種作業が進められる。市の保健師が受け付けを行ったあと医師が問診し、看護師が注射を打つ流れ。副反応などの様子を見るため、接種後15~30分待機する場所も設けた。
 初日は、かりゆし病院長で市医療アドバイザーの境田康二氏と同病院の看護師3人が作業に当たった。午後2時開始を予定していたが、人が集まり始めたため、約30分繰り上げてスタートした。
 第1号で接種を受けた男性(85)=石垣=は「あっという間で全然痛くなった。混雑するかと思ったが、早く打てて良かった」と話した。別の男性(85)=登野城=は「安心した。てきぱきと打ってくれて良かった。若い人がコロナに慣れてしまい、ずいぶん(感染者が)出ていたので心配だった」とほっとした様子だった。
 副反応に少し不安があったという女性(84)は「新聞で副反応は心配ないという医師の話を読み、受けたほうがいいと思って来た」と笑顔を見せた。
 一般的に接種から約2週間で抗体ができ、3週間後に2回目の接種を受けることでワクチンの効果が約95%に上昇するとされる。
 境田院長は「迅速に、短期間に、多くの人にワクチンを打ちたい。ここがコロナを終息させるためのターニングポイント」と強調した。
 初日の接種人数は114人。キャンセルが出た分は民生委員と市職員にも接種した。
 毎週末は県医師会から医師3~5人が応援に入る予定で、市は接種予定人数を1日最大540人に増やす。北西部地区の住民が会場に移動しやすいよう、週末は送迎バスも運航する。
 市は14日、65歳以上全員への接種券送付を終えた。接種券が届けば予約可能になる。接種の予約はコールセンターとインターネットで受け付けているが、市健康福祉センターによると、現時点で集団接種予定総数の半分以下である約2400人しか枠は埋まっていないという。
 コールセンターはつながりにくい状態になっているとの指摘があり、市は週末の22、23日と29、30日も予約を受け付ける。
 初日の会場を視察に訪れた中山義隆市長は「ワクチンは感染拡大阻止の切り札。多くの市民に接種してほしい」と呼び掛けた。
 コールセンターは℡0570・055・114。インターネットでは、市ホームページから予約システムにアクセスできる。

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