非常事態宣言を解除 「引き続き感染対策徹底を」 石垣市

市独自の非常事態宣言解除を発表する中山市長=15日午後、市役所

 石垣市は15日、新型コロナウイルスの急拡大に伴い発令していた市独自の非常事態宣言を解除した。中山義隆市長は同日の記者懇談会で、新規感染者数が減少し、主な感染経路も家庭内にシフトしていることを挙げ「市民に一律の外出自粛をお願いする必要性は低下した」と説明。一方で「感染がまだ完全に収束しているわけではない」と述べ、市民に対し、県全域の緊急事態宣言期間中、引き続き感染対策に取り組むよう求めた。

 市は5月31日に独自の非常事態宣言を出したが、1週間の新規陽性者数は当時の100人超から、現在は35人に減少している。ただ、県立八重山病院の入院患者は依然、20人を超えるなど、医療現場の逼迫(ひっぱく)は続いている。
 中山市長は「市内では感染力が強い変異株にほぼ置き換わっている。厳しい状況は続いており、会食や模合は控えてほしい。市民の協力で医療崩壊を防ぎたい」と語気を強めた。
 非常事態宣言後も、引き続き市民に対し➀旅行や出張は可能な限り控える➁やむを得ず市外へ出る場合は、飲食を伴う会合を控える➂帰島後1週間は会食、飲み会には絶対に参加しない➃同居家族以外との会食、飲み会などは控える―ことなどを要請している。
 市は非常事態宣言に伴い小中学校の臨時休校も決めていたが、各学校は14日から授業を再開した。

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