【金波銀波】東京五輪大会が始まり…

 東京五輪大会が始まり、開会式で衣装などに工夫を凝らした各国の選手団が入場行進する様子がテレビで流されていた中、「おや」と感じたことがあった。五輪に毎回のように参加している台湾の選手団がチャイニーズタイペイオリンピック委員会旗で入場してきた際、中継していたNHKのアナウンサーが「台湾です」と紹介したことだ◆これまで五輪ではチャイニーズタイペイ(中華台北)の呼称が定着していて、無意識に今回もそう呼ばれると思っていたからだ。些細なことかもしれないが、台湾に関心のある人や台湾人にとって、印象深かったと思う◆しかも入場は「チャイニーズタイペイ」の107番ではなく、日本語での五十音順での104番目。「たいわん」か「タイペイ」の読み方に従ったとみられる◆風向きが変わったのだろうか。以前より日本における台湾の存在が大きくなっている。新聞、雑誌や放送で台湾あるいは台湾海峡という単語は、確実に増加。国際社会から台湾の排除をもくろむ中国に対して毅然(きぜん)と立ち向かう蔡英文総統に共感が広がる◆日本政府は台湾に三度、新型コロナウイルスワクチンを無償提供。蔡総統は感謝の言葉を寄せた。気が早いが、今年は戦後76年で最も良好な日台関係となった。

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