青山、蓮舫氏沖縄入り 応援演説で火花 知事選

那覇市で佐喜真氏の応援をする青山氏(右)、宜野湾市で玉城氏の応援をする蓮舫氏=26日

 30日の知事選投開票日まで残り4日となった26日、佐喜真淳氏(54)と玉城デニー氏(58)の両陣営では、応援弁士の演説にも熱が入った。佐喜真氏の応援には自民党参院議員の青山繁晴氏(66)、玉城氏の応援には立憲民主党参院議員の蓮舫氏(50)が、それぞれ入った。

 青山氏は那覇市で、海底資源であるメタンハイドレートが「沖縄近海にも堆積している」と述べ、知事と政府が協力して採取し、家庭用ガスや火力発電所の燃料にすべきと訴えた。「日本で初めての資源産業が、沖縄で始まる」と期待。「知事は、経済と行政を実務で分かっている人が必要。特定の国の観光客に依存しない自立できる産業を、沖縄から興していこう」と呼び掛けた。
 蓮舫氏は宜野湾市で、翁長雄志知事が自立経済を目標にしてきたと指摘し「分断、対立ではない。沖縄は一つ、同じ思いだ」と強調。「国に頼るのではなく、沖縄から何ができるかを、知事選を契機に考えていきたい。沖縄の土地に新しい沖縄の経済を描く」と訴えた。
 また、玉城氏について「国政で沖縄のことを誰よりも考え、翁長さんと共に国政と県政を二人三脚で歩いてきた」と語った。

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