「見事に役割果たした」 地元、金メダル獲得の平良称賛 東京五輪

八重山初の金メダリスト誕生―。東京五輪の野球で、平良海馬投手がメンバーの日本代表が金メダルを獲得したことを受け、7日夜、地元石垣市から喜びの声が上がった。
平良投手と幼稚園からの旧知の仲で、真喜良サンウェーブでともに野球を始めた大浜進一郎さん(22)は「2試合しか投げなかったが、日本の優勝に貢献した」と称賛。「最初の試合は、全力で投げているのが伝わった。海馬の実力なら抑えられると思った」と振り返る。
大浜さんは、石垣中学校時代から平良投手とバッテリーを組み、八商工でも2人3脚で歩んだ。「海馬の自分の意志を曲げないところが好き。シーズン後半も乗り切って、頑張ってほしい」とエールを送った。
八商工時代の指導者・伊志嶺吉盛元監督(67)は「島の出身者で、なおかつ私の教え子が金メダルを手にするのは、すごいことだと思う」と手放しで褒めた。メキシコ戦で2失点するなど、不本意な投球もあったが、伊志嶺監督は「これも貴重な経験だ。五輪という大舞台で経験を積んだ。オリンピックの経験を生かしてほしい。あとは『お疲れ様』と言いたい」とねぎらった。
平良投手が所属した真喜良サンウェーブで同投手を指導し、現在は監督を務める高良真助(まこと)監督(41)は、前日に空手競技で優勝した喜友名諒選手の名を挙げ「立て続けに県出身者が金メダルを獲得して、素晴らしい」と声を弾ませる。「空手は個人競技だが、野球は団体競技。役割ごとの活躍が重要になるが、海馬は見事に役割を果たした。海馬の働きが、金メダルにつながった」と話す。
五輪期間中、平良投手の活躍を見てきたという高良監督は「海馬のファンとして長い時間、投球を見たかったが、専門的に見た場合、100点満点の活躍だった」と最大級の賛辞を贈った。

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