きょうから3日攻防 2陣営、期日前投票に注力 知事選

街頭演説で支持を訴える佐喜真氏(右)と玉城氏=那覇市内

 30日投開票の知事選は最終盤に突入する。前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新推進=、前衆院議員の玉城デニー氏(58)による事実上の一騎打ち。佐喜真氏は国との連携で経済振興や子育て支援などを充実させると訴え、玉城氏は翁長雄志知事の遺志を継ぐと強調、米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止などを掲げている。29日ごろの台風24号接近が予想されることから、両陣営とも改めて期日前投票の呼び掛けに注力している。
 知事選で佐喜真氏が敗れた場合、中国をにらんだ安全保障の最前線である沖縄と政府が基地問題をめぐって全面対立する事態がさらに長引きかねない。玉城氏は国政野党の支援を受けているため、沖縄問題は、野党が安倍政権に揺さぶりをかける絶好の材料となる可能性もある。このため、政権側は来年の参院選もにらみ「負けられない選挙」と位置付ける。

 告示後には政権や与党幹部の積極的投入で佐喜真陣営をテコ入れ。中でも菅義偉官房長官や自民党筆頭副幹事長の小泉進次郎衆院議員が複数回沖縄入りする異例の支援体制を敷いた。佐喜真氏は国との協調で振興策を実現させるとアピールする。
 玉城氏は8月に死去した翁長氏の追悼ムードを最大限に盛り上げる戦略。集会では翁長氏の遺族がたびたび応援弁士を務める。選挙ポスターやチラシには翁長氏の写真やイラストを使用。玉城氏は辺野古移設阻止に尽力した翁長氏の「遺志を継ぐ」と主張する。
 自民、公明、維新の保守中道勢力を基盤とする佐喜真氏に対し、革新勢力を基盤とする玉城氏という構図。無党派層をどう取り込むかが勝敗を決する可能性が高い。佐喜真陣営の関係者は「無党派層の支持では、知名度の高い玉城氏が優勢」と警戒する。
 台風24号の接近もあり、前回知事選に比べ、期日前投票者数は大きな伸びを見せている。名護市長選では保守系新人が期日前投票で大量リードして逃げ切り、辺野古移設反対の現職を下したとされ、玉城陣営の関係者は「危機感を持っている」と話す。

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