玉城デニー知事は27日午前、県庁で会見し、東京2020オリンピックで活躍した県内出身メダリストらに沖縄県民栄誉賞と県スポーツ栄誉賞を授与すると発表した。石垣市からは、平良海馬(野球)が県民栄誉賞、新城幸也(自転車競技・ロード)がスポーツ栄誉賞。また母親が西表島出身の屋比久翔平(レスリング)と、喜友名諒(空手・形)にも県民栄誉賞が贈られる。
県は、県出身またはルーツを持ち東京五輪に出場した選手に沖縄県スポーツ栄誉賞を、喜友名を長年指導している恩師・佐久本嗣男氏に沖縄県スポーツ指導者特別賞をそれぞれ授与する。
玉城氏は3選手の活躍について「県民に希望と活力を与えた。スポーツ振興にも貢献した功績をたたえ県民栄誉賞を授与する」と発表した。
平良について、玉城氏は「自身初出場となった五輪で日本代表の金メダル獲得に貢献した」と評価。屋比久については「初出場となった五輪で銅メダルを獲得した。県出身選手として個人で初のメダル獲得で快挙だ」とたたえた。
喜友名は「県出身選手として、初の金メダル(獲得)の快挙を達成した」と話し、「空手発祥の地・沖縄が世界に発信され、喜ばしい」と指摘した。
新城以外の県スポーツ栄誉賞の受賞者は以下の皆さん。
糸数陽一(ウエイトリフティング)、宮本昌典(同)、當銘孝仁(カヌー・スプリント)、津波響樹(陸上競技・走り幅跳び)、池原綾香(ハンドボール女子)、東江雄斗(ハンドボール男子)、渡名喜風南(柔道・女子)。