中国船、漁船接近避ける 仲間氏「ライブ配信を警戒」

石垣市議の仲間均氏(71)ら3人が乗船し、尖閣諸島周辺海域に出漁した漁船「鶴丸」(9・1㌧)が29日夜、石垣島に帰港した。漁のライブ配信を予定していたが、衛星電話しかつながらず、仲間氏が周辺の様子を支援者向けに音声で報告した。
仲間氏によると、領海に侵入した中国海警局船2隻は鶴丸を追尾し、近づこうとするそぶりを見せたが、実際には遠巻きにしていただけだったという。仲間氏は「ライブ配信の情報を知っていて、あえて近づくことを避けたのではないか。今回は緊張感や緊迫感はなかった」と指摘。海警局はライブ配信を警戒した可能性があるとの見方を示した。鶴丸の周辺では海上保安庁の巡視船数隻が警護に当たった。
ただ、海警局船は鶴丸が尖閣海域に到着した直後の28日午前10時過ぎから追尾を始め、鶴丸が石垣島に戻り始めたあとも午後3時過ぎまで離れようとしなかった。
仲間氏は「海警は、尖閣諸島と石垣島の中間から石垣島寄りの海域まで追跡を続けていた」と指摘した。
尖閣周辺海域ではアカマチなど約100㌔の釣果があったという。

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