尖閣出漁の5隻が帰港 水島氏、海保の阻止に反発

石垣島に帰港し、日の丸の旗で出迎えを受ける=30日午後6時過ぎ、登野城漁港

 尖閣諸島海域に向け29日に石垣島の漁港を出港した漁船5隻が30日、帰港した。5隻は「第一桜丸」「理恵丸」「恵美丸」「第八泰正丸」「ZENKOUMARU2」。日本文化チャンネル桜社長の水島総氏(72)らが漁船団を出迎え、マイクで「お帰りなさい」「あなたたちは日本の誇りです」などとたたえた。
 5隻は尖閣周辺で操業し、ハマダイなどを捕獲した。水島氏が乗船した幸徳丸は20海里付近で海保に停止命令を受け、漁を行わずに引き返した。海保は水島氏を漁業者と認めなかったと見られる。
 水島氏は「陰湿な形で漁を妨害された。卑劣な職権乱用だ」と怒りをあらわにし、訴訟を辞さない考えを示した。水島氏によると、幸徳丸は海保の船に囲まれ、最後は「20海里を超えると逮捕する」とアナウンスがあり、水島氏らは「問題があるなら乗船して話に来なさい」と詰め寄ったという。
 水島氏は「石垣の漁船が尖閣で漁を行うのは当然のことだ。政府が日本の船に行かせないようにしている」と反発。「日本政府に領土問題に対する具体的な対応を求め、私たちも強い態度を示していきたい」と強調した。
 恵美丸に乗り込み、尖閣近くの漁場でハマダイを数十匹捕獲した砂川晃輝さん(37)によると、尖閣周辺を航行する中国海警局船は漁船を追尾したものの、特に威嚇行為はなかったという。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る