新庁舎の駐車場有料に 利用者には無料券配布 石垣市

新庁舎の駐車場料金案
新庁舎の駐車場料金案

石垣市は、新庁舎駐車場の駐車料を有料とする条例案を開会中の市議会9月定例会に上程している。中山義隆市長は13日の一般質問で、市役所利用者に対しては申請に応じて無料券を配布する考えを示し「市民が駐車料を負担することは基本的にない」と〝実質無料〟を強調した。野党は駐車料の徴収そのものに反対している。
 新庁舎の駐車料については野党の大濱明彦氏がただした。翁長致純総務部長によると、新庁舎の駐車場は公用車、職員用以外に利用者用235台分を確保。入口付近に10台分の無料優先スペース、100台分の無料駐輪場も整備する。
 出入口2カ所には全自動料金精算機を設置し、平日は30分まで無料。平日の30分以降と休日は最初の1時間が100円、その後30分ごとに50円を徴収する。
 現庁舎の駐車場は2カ所あり、第2駐車場のみ有料。大濱氏は「県内市部は那覇市以外は無料だ。108億円の事業費をかけて新庁舎を整備し、駐車料もかかると市民は怒る。しばらく無料にして、周辺の環境が変わったときにまた判断すればいい」と全面的な無料化を要求した。
 中山市長は「駐車場を野放図にオープンにして誰でも停められるようにすると、セキュリティの問題で新たな費用が発生する」と指摘。夜間の警備費用などの問題が生じるとの見方を示した。
 新庁舎に隣接する県立八重山病院の駐車場は有料。このため新庁舎の駐車場を無料化した場合、八重山病院利用者も含め、新庁舎に駐車が集中する恐れがあると危惧した。
 大濱氏は、無料券発行で市役所利用者の駐車場料金を実質無料化する対応について「市職員の仕事が増える」と難色を示した。八重山病院の利用者が新庁舎に駐車する恐れについては「(駐車料の)100円のためにわざわざ歩いて来るのか」と疑問視した。
 野崎雅治契約管財課長は、新庁舎駐車場の精算機をリースで導入すると報告。駐車料の収入は月60万円程度を見込むが、精算機のリース料金は「今後入札を行うので答弁を差し替える」とした。八重山病院の場合は月60万円程度だという。
 新庁舎の駐車場を有料とする「市駐車場設置および管理に関する条例」の一部改正案は市議会総務財政員会(砥板芳行委員長)が審議中で、17日の一般質問終了後に採決する予定になっている。
 14日は仲間均、米盛初恵、石垣亨、花谷史郎の4氏が登壇する。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る