市長選 さや当て激化へ 与党が市長に出馬要望

 15日の市議会一般質問で与党の我喜屋隆次氏は、来年2月の市長選を巡り、中山義隆市長に「市長選に出てほしい」と要望した。中山市長の答弁は求めなかった。中山市長は公約だった多選自粛条例を制定しない意向を示しているが、4選出馬について明言は避けている。16日の一般質問でも野党が中山市長の出馬意思を問う予定で、市長選を向けた与野党のさや当てが激化しそうだ。
 我喜屋氏は中山市長が3期目に掲げた公約の進ちょく状況を質問。中山市長は北部振興、平久保エコロード整備、土地改良事業、ゴルフ場建設の前進などを列挙し「コロナ禍のできるだけ早い収束を目指す。任期はあと半年だが、市民の生活日常をできるだけ早く取り戻せるよう頑張りたい」と、4期目への意欲をにじませた。
 これを受け我喜屋氏は「市長選に向けて、新たな方を勝たせるのがいいのか、しっかりと継続させるのか」と提起した。
 14日の一般質問では与党の仲間均氏が「コロナ禍で多選自粛条例を出すものではない。今の時期を乗り越えるためにも(4期目を)やってはどうか」と中山市長の出馬を後押しするような発言をした。
 仲間氏は議会で、自らに野次を飛ばした中山市長に対し「即刻辞めるべきだ」と発言するなど、市長に批判的な姿勢が目立っていたが、ここに来て再び距離を縮めた形だ。

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