11月15日に開庁する石垣市役所新庁舎へのアクセス道路となる市道旧石垣空港跡地線の建設工事が始まった。市都市建設課によると、年度内に完成し、暫定供用開始する運び。
旧空港跡地線は県立八重山病院と市役所新庁舎の間に位置し、市街地と南ぬ島石垣空港を結ぶ県道石垣空港線へ取り付け道路となるもので、迂回を余儀なくされている旧空港跡地南側の近隣住民にとっては利便性が大幅にアップする。
旧空港跡地線は総延長500㍍、幅員は両側歩道付きの20㍍。道路整備にかかる国有地や県有地は購入済み。私有地5件のうち4件は取得済みで、残る1件も同意取り付けを終えた。総事業費は約4億3000万円。
工事は市道慶田山線(大中通り)側から着手。旧空港と私有地の境界にあるフェンスを撤去し、工事区間となる原野を重機で伐開している。
都市建設課では新庁舎の開庁に合わせ、11月中旬ごろまでに舗装工事を行い、車両が通行できるようにし、来年3月末の暫定供用開始を目指す。
旧空港跡地線は今後、市道慶田山線から国道390号までの180㍍区間の工事が計画されており、今後、実施設計を終え、用地取得交渉を進める(前底伸希道路整備係長)という。
旧空港跡地利用計画では、新庁舎南側に防災公園が計画されており、将来、旧空港跡地線以外に防災機能を持たせた道路が整備される見込み。
(南風原英和)