衆院選沖縄4区に立候補する立憲民主党新人の金城徹氏と同党の小沢一郎衆院議員が9日石垣入りし、次呂久成崇県議の事務所で記者会見した。金城氏は宮古、八重山への陸上自衛隊配備問題について「有無を言わさず進めるような、住民合意のない強行な配備には反対する」と述べた。
小沢氏は「野党では、いかに立派な政策を掲げても実現できない。政権を取って国民のための政策を実行する」と訴えた。
金城氏は衆院選で訴える八重山関係の政策として、ガソリン代の高騰対策、製糖工場建て替え、離島の保護者の教育費負担軽減、保育士の処遇改善などを挙げた。沖縄1~4区全体に共通する課題として米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止を掲げた。
那覇市議会で自民党議員として活動してきた経歴を紹介し「翁長雄志氏を知事にするため、保守の立場からオール沖縄に加わった。4区の候補者選考委員会で白羽の矢が立ち、オール沖縄の流れをぜひ引き継ぎたいという思いで立候補を決意した」と決意表明した。
各地で予定候補者を支援している小沢氏は「沖縄1区から3区はいい戦いをしているが、4区の金城さんは初めての衆院選。何としても当選させたい。1~4区で(野党が)議席を得ることが、政権交代への大きな近道になる」とアピールした。
金城氏は10日、与那国町へ入る。11日朝には石垣市で街頭演説する予定。