2年ぶりに笑顔でフラ フェスに全国から100人 石垣市

2年ぶりの石垣島フラフェスティバルが開催された=17日午後、石垣シーサイドホテル
2年ぶりの石垣島フラフェスティバルが開催された=17日午後、石垣シーサイドホテル

 石垣島フラフェスティバル2021(同実行委員会主催)が17日午後、石垣シーサイドホテルの中庭で開かれた。全国から15チーム約100人が参加。川平の青い海を背に自慢のフラを披露し、石垣島にハワイの風を届けた。
 新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの実施となった。感染防止の観点から無観客開催となったが、イベントの様子はユーチューブを通して生配信された。
 京都から姉妹で初参加したイリラニさん(45)と侑子さん(35)は、カウアイ島で座礁した船を船長が救うダイナミックなフラを披露。
 イリラニさんは「風に気をつけながらも、リラックスしてできた。振り返れば海が見えるのも良い」と笑顔。
 京都では「イリラニフラスタジオ」で約70人の生徒を教える。来年はチームで参加したいという。
 市石垣に教室を構える「ホオラウリマ」は、イプやプイリと呼ばれる自然の打楽器を使用し、カウアイの山景色をイメージしたアップテンポのフラを披露。
 メンバーの上地音光さん(13)は「小学3年生でフラを始めた。県外の人たちの踊りを見るのは初めてなので、勉強しながら楽しみたい」と意気込んだ。
 山口千賀子先生は「沖縄とハワイは歴史的にも関係が深く、つながる点が多くある。フラでは景色を表現することが多いので、石垣島の自然の中で踊れることは幸せ」と話した。
 同フェスティバルは、石垣市の姉妹都市であるハワイ・カウアイ郡との交流を機に2018年から行われている。
 全国各地からの参加者によるフラの披露に加え、八重山芸能舞踊や琉球國祭太鼓、参加者全員がそれぞれの振り付けで古謡「安里屋ユンタ」を踊る場面もあった。
 実行委員長の中山義隆石垣市長は「ハワイのフラと八重山の芸能文化がコラボレーションする同フェスを、これからも石垣島でつないでいきたい」とあいさつを述べた。
 イベントはユーチューブで視聴できる。
 https://youtu.be/u8iSM3aCg_Y

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