衆院選に立候補した自民前職で沖縄担当相兼復興相の西銘恒三郎氏(67)=公明推薦=が22日、公示後初めて石垣入りし、同日夜、石垣市内ホテルで開かれた総決起大会に臨んだ。西銘氏は「命と暮らしを守る総選挙を戦い抜く。自公連立政権に大事な一票を投じてほしい」と述べ、自公政権の維持を訴えた。
八重山後援会の大濱達也会長は「コロナで八重山経済は大変だ。リーディング産業の観光業も息切れ寸前。西銘氏には復興相として八重山の復興も託したい」とあいさつ。大浜一郎八重山選対本部長(県議)は「政策を実現できるのは自公の連立政権だ」と述べ、八重山で1万2千票の獲得を目標に掲げた。
公明党沖縄方面本部長の糸洲朝則県議は「西銘氏は今が旬、今が働き時」と太鼓判を押した。公明が比例九州ブロックに擁立した金城泰邦氏(52)は「白保台一氏以来、16年ぶりとなるウチナーンチュの公明党国会議員を目指す。白保氏の遺志を受け継ぎ、八重山の皆さんと新たに出発する」と誓った。
総決起大会に先立ち、大臣就任激励会も開かれた。中山義隆市長は「比例復活だと発言力が弱い。選挙区で勝ち上がることで予算のつき方も全然変わってくる」、西大舛高旬竹富町長は「コロナで離島は大変だ。V字回復を目指して勝ち抜かないといけない」とげきを飛ばした。
糸数健一与那国町長は西銘氏の実績を強調し「先島の離島には、西銘氏の功績がたくさん残っている。最後まで全力で戦おう」と呼び掛けた。