衆院選に立候補した立憲民主党新人で元那覇市議会議長の金城徹氏(68)が23日午前、玉城デニー知事と共に石垣市の市役所駐車場前で開かれた総決起大会に臨んだ。金城氏は石垣島で進む陸上自衛隊駐屯地建設について「私は自衛隊を認める立場だが、住民合意のないミサイル基地は反対だ」と訴えた。
金城陣営は街頭に支持者を集めて総決起大会を開催した。
マイクを握った玉城知事は「住民に近い声をしっかり届ける国会議員が必要だ。金城氏は『オール沖縄』結成の立役者だった人。革新が作ってきた平和を望む県民の将来と、経済を支えてきた保守の取り組み。その両方がまとまり、県民が一つになるよう、国会で堂々と発信してもらおう」と強調した。
その上で「県政とタッグを組んで国政でも頑張ってもらえるよう、一人ひとりの気持ちを金城氏に寄せてほしい」とアピールした。
金城氏の支援組織「ひやみかち・うまんちゅ会」八重山支部長の次呂久成崇県議は「約9年間の自公政権、安倍・菅の強権政治を終わらせる日が近づいている。今こそ政権交代だ」と声を張り上げた。
長浜信夫石垣市議が今後の取り組みを呼び掛けたあと、崎元俊男与那国町議会議長の音頭でガンバロー三唱し、気勢を挙げた。
玉城知事はこの日朝石垣入り。総決起大会後に金城氏と共に数カ所でポイント演説し、とんぼ返りした。演説では「離島振興なくして沖縄の振興はない、という思いで取り組む」などと述べた。