琉球大学医学部は23、24の両日、同学部の体験授業「琉球大学にぬふぁ星講座」を県内の高校生向けに開講した。八重山高校からは2年生の後呂友紀君(17)と長浜月さん(同)が参加。実施に分子解剖学や整形外科学の授業を受講した。
後呂君は「入学後の生活やテストの内容を詳しく教えてもらった。入学後のイメージが鮮明になった。入学意欲が高まった」と笑顔を見せた。
講座では現役の医学部1年生が行う内容とほぼ同じ実験を実施した。長浜さんは「うまくできなかったが、積み重ねが大事だと思った」と感想を述べた。「整形外科の先生の話を聞いたが『目の前の患者への問診だけが医者(の仕事)ではない』と言われたのが印象に残った」と話した。
24日には現役の医大生が発表会を開催。「にぬふぁ星講座」は2018年度から開始され参加した医大生も過去に同講座を受講し医学部に入学した。
3人の医大生のうち、1人は八重山高校出身の比屋定結子さん(18)で、発表会では参加した高校生の質問に答えた。
発表会後、比屋定さんは「後輩たちと話すのは不思議な感覚。八重山の子もいたので頑張ってほしい」とエールを送った。今後の抱負については「(学生生活は)始まったばかりで、最初の1歩だ。毎日の勉強を大切にして頑張りたい」と話した。