12日に新庁舎落成式 引っ越し作業週末ピーク 業務開始は15日 石垣市

新庁舎への引っ越しに向け、荷物を運ぶ職員=8日午後、現庁舎
新庁舎への引っ越しに向け、荷物を運ぶ職員=8日午後、現庁舎

石垣市の新庁舎落成式を12日に控え、現庁舎では引っ越し作業が進んでいる。大きな荷物は委託業者が搬送しているが、職員も身の回りの備品などを自ら新庁舎に運び入れている。業務の合い間を見ながらの作業で、市契約管財課は「落成式を終え、15日に開庁するまでの週末が作業のピークになるだろう」と見ている。
現庁舎では、各課の職員が書類などの荷物をまとめ、段ボール箱に入れて移動する作業を続けている。現庁舎での業務も10日で残り3日となった。同課は「15日の新庁舎での業務スタートに向けて物も人も動く。作業が滞らないように入念にチェックしながら進めたい」と話した。
新庁舎は延べ床面積1万3921平方㍍で、現庁舎(約6109平方㍍)の約2倍。世界的建築家、隈健吾氏の事務所が設計を手掛け、折り重なった約50の屋根に12万枚の赤瓦を配した特徴的な外観となっている。
1階には吹き抜けの大きな広場があり、開放感を演出。窓口では随所で温かみのあるリュウキュウマツなどの木材が使われている。
市議会は現庁舎と同じく3階に設置された。
新庁舎落成式は12日午前10時から開かれ、オープニングセレモニーで新庁舎の銘石・銘板除幕、テープカットが予定されている。
市民向けの内覧会は同日午後2時から5時まで行われる。事前申し込みは不要だが、市は新型コロナウイルス防止のため、マスクを着用し、入口で検温を受けるよう求めている。
この日は現庁舎閉庁セレモニーも午後5時半から現庁舎正面玄関前で開き、思い出の写真なども展示する。
週末を挟み、新庁舎で業務が開始される15日には、職員を集めて開庁式を午前9時から開く。

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