【金波銀波】一瞬、県庁か那覇市役所に来たのか…

 一瞬、県庁か那覇市役所に来たのかと錯覚するほどだ。見上げるばかりの吹き抜けと広々とした空間、ずらりと並ぶ真新しい窓口。「暗くて狭い」という現庁舎のイメージは一新され、石垣市役所は近代的なオフィスに生まれ変わった◆落成式はあす12日に開催される。内覧会を心待ちにする市民も多いだろう。新庁舎建設は少なくとも半世紀に一度の出来事であり、現在の市民は、歴史のひとこまとなる貴重な現場に遭遇する◆「豪華過ぎる」という批判も多い。赤瓦の屋根が幾層にも折り重なる外観は特徴的だが、市役所にデザイン性が必要なのか疑問視する声もある。市役所と言うより商業施設を歩いているような気分になることも確かだ◆一方で石垣島の風景にマッチし、大きくても威圧感がないたたずまいは見事で、優秀な建築物であることは間違いない。市議会の検証も進むだろうが、最終的には市民自らが新庁舎を実際に使う中で、108億円という事業費の適否を判断すべきだ◆新庁舎はもともと現庁舎と同じ場所に建て替えられる予定だったが、津波対策のため、住民投票を経て高台での建設が決まった。誕生から防災とは切っても切れない建物だ。新庁舎に足を踏み入れる一瞬でもいい。市民の安心安全を改めて考えたい。

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