八重山「女性の翼」の会(浦﨑美紀子会長)は14日午前、アートホテル石垣島で結成20周年記念式典・祝賀会を開いた。20年のあゆみを振り返り、浦﨑会長は「会員一人ひとりの自己研さんと親睦と協調で、地域に必要とされる活動へ、20歳の一歩を踏み出したい」と力強く宣言した。歴代会長や設立結成尽力者に感謝状の贈呈もあった。
同会は地域の男女共同参画社会の推進や国際交流の推進、会員相互の研さんと親睦を深めることを目的に、2001年2月24日に当時会員13人で結成。
これまでに43人の海外・県内派遣や講演会などを通じて地域の女性リーダーを育て、女性の地位向上に貢献してきた。
浦﨑会長は「女性が個人としても、社会集団としても、意思決定過程に参画し、自律的な力をつけて発揮すること、女性のエンパワーメントに取り組みたい」と決意を述べた。
八重山市町会の中山義隆石垣市長は祝辞のあいさつで「男女共同参画推進に積極的に取り組まれ、八重山における女性の地位向上に大きな役割を果たされてきた。今後も多くの八重山の女性の道しるべとして、諸課題の解決や男女協働参画社会の推進にご協力を賜りたい」と述べた。
県女性の翼の奥村啓子会長も祝辞を贈った。
式典では歴代会長と設立結成尽力者に感謝状を贈呈。受賞者代表で9期生の辻野ヒロ子氏は「大きく発展した女性の翼の会、女性がお互いに手を携えて心を一つにして頑張って参りましょう」と呼びかけた。
祝賀会では県女性の翼の広報DVDが上映され、県海外・国内セミナー37・38期生の紹介や余興も披露された。
感謝状受賞者は次の皆さん。
▽歴代会長=大山トヨ(初代)、潮平俊(2代)、仲吉八重(3代)、加藤伴子(4代)、岡田啓子(5代)、新城由利子(6代)、小底弘子(7代)
▽設立結成尽力者=潮平俊、辻野ヒロ子、慶田城照子、高嶺幸子、新城由利子、小底弘子、浦﨑美紀子、(故)天久節、(故)大山トヨ、(故)仲吉八重、(故)松竹ヨシ