さらなる友情と絆誓う 竹婦連が結成50周年式典

結成50周年を祝った宇根会長(右端)と歴代会長=27日午前、大原小学校体育館
結成50周年を祝った宇根会長(右端)と歴代会長=27日午前、大原小学校体育館

竹富町婦人連合会(宇根和子会長、会員286人)は結成50周年を記念して27日、西表島大原小学校で記念式典と第37回婦人大会を開いた。会員らはこれまでの歴史と先人たちの功績に感謝し、互いにさらなる絆を深めると誓った。
各島々から集まった約160人の会員と多くの来賓に宇根会長は「島々の女性たちは半世紀にわたり友情の絆を深め、学びの場を展開してきた。人と人とが寄り添ってこそ豊かな社会が構築される。今日改めて会組織の原点に立ち邁進したい」と式辞。
竹婦連は1971年6月3日、町内各島々の直接的な交流と時代を見据えた高い意識向上を目的に結成された。当時の会員数は350人。この日は20~24代の歴代会長に感謝状と記念品が贈呈され、芸能大会や会歌ダンスを作った功労者がたたえられた。
西大舛髙旬町長は来賓あいさつで「竹富の花である皆さんの連携が発展してこの節目を迎えた。その揺るぎない結束力とたゆまぬ尽力に敬意を示す」と祝辞。
佐事安弘竹富教育長は「今後さらなる研修会などを通し、各会員がリーダーとしての資質向上を目指してほしい。皆さんが手を繋ぎ合い、月桃の花のように絆が深まることを願っている」とあいさつした。
式典を盛り上げようと駆けつけたのは、沖縄を代表する民謡歌手の古謝美佐子さん。会員らは古謝さんの美しい歌声に癒され、時折民謡を口ずさみながら楽しんだ。
このほか、各婦人会の演舞、歴代会長による「女性が動き出せば島が地域が町が動く」と題したトークセッション、濱元洋子さんによる「笑いヨガ」、豊原婦人会の玉元志帆さんによる婦人の主張「島に暮らし続けるために」など、多くの催しが行われた。
表彰を受けた20~24代の歴代会長は次の皆さん▽大久ひろみ、西表いすず、上勢頭享子、山下賀与子、親盛美智子。功労者は次の皆さん▽仲村貞子、仲嵩とき子、上勢頭同子、田盛吉。

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