15日中山義隆石垣市長が市議会で尖閣諸島の字名変更に伴う新たな標柱設置について「必ず実現させたい」と明言。これに呼応するかのように中国海警察局の船4隻が領海に侵入した◆これまでも市長が尖閣に関連することに対して発言するたび、その報復といわんばかりに領海侵入を繰り返してきた。今回も予定調和のような反応ではあるが、無論看過できない◆新たな標柱設置について仲間均市議は「世論を巻き込んで標柱を設置できる状況をつくらなければならない」と市議会で訴えており、世論形成の有効性を主張して既に動き始めている◆手前味噌だが、仲間さんら市議有志3人が弊紙紙面に掲載する標柱設置を進めるための意見広告を広く呼び掛け賛同者を募っており、間もなく締め切られる。これは世論を巻き起こす一助になるとともに、改めて中国に対する明確な意思表明になる。全国各地から賛同してくれる人たちがいる。「頑張って」などの応援メッセージが弊社に送られてきており、なかには夫婦2人でそれぞれ応募した家族もいて、熱い思いに応えたい◆尖閣については最前線である沖縄でも温度差が目立つ。本島では米軍基地問題ばかりで、尖閣への関心度は低い。国民全体が許さないという意志を示す絶好の機会である。