石垣市主催の2022年成人式が4日、市民会館大ホールで開かれ、ことし成人を迎えた430人が出席した。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け3月に延期となったため、2年ぶりに例年通りの日程で開催。新成人全員がPCR検査を実施し、会場は新成人以外に入場制限を設けるなどの感染防止対策が取られた。
新成人を代表して伊良部義智さんは「ここにいる全員が宝物。社会に出るものとして改めて人生と向き合い、立派な大人になれるよう努力しよう」とあいさつ。
砂川希さんは「ひとつの節目を迎え、過ごしてきた時間を肌で感じて胸が熱くなる。これまで挫けそうになり諦めたくもなったが、地元の友だちや家族がいたから乗り越えてこれた」と振り返った。
3高校の郷土芸能部出身者の座開きやバンドなどのアトラクションも行われ、新成人らは友との久しぶりの再会を喜ぶとともに、新社会人としての新たな門出を祝った。
中山義隆市長は医療関係者の尽力や人々のワクチン接種協力に謝意を示し、新成人に対しては「今日から法的な権利を取得し、さまざまな義務を果たさなければならない。自信と希望と勇気を持って自分の道を進んでほしい」と激励した。
平良秀之議長は「友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする。これからもよりよい人生を送る糧にしてほしい」と友の大切さを訴え、今まで支えてくれた家族に感謝を伝えるよう語りかけた。