ゴルフ場 主要争点に浮上 砥板氏 慎重、中山氏 推進 石垣市長選

ゴルフ場建設予定地周辺を視察する照屋副知事(左から3人目)=16日(提供写真)

 2月27日の石垣市長選で、ゴルフ場建設問題が主要争点に浮上しつつある。保守系現職、中山義隆氏(54)は計画を積極的に推進しているが、保革共闘の保守系市議、砥板芳行氏(52)が環境への懸念から計画の大幅な見直しを要求。砥板氏を支援する玉城県政からも、計画に懐疑的な声が上がっているためだ。砥板氏が当選すれば市、県が慎重姿勢に転じる可能性は強く、計画に大きな影響が出そうだ。

 照屋義実副知事は16日石垣入りし、各地を視察。ゴルフ場建設計画に反対する「アンパルの自然を守る会」の案内で、砥板氏らと共に建設予定地周辺も訪れた。
 23日に砥板氏らが開いた記者会見に同席した照屋氏は、ゴルフ場建設計画に言及。「今のような開発をしていいのか。図面とか書類上の審査を経ていて、私もその手続きの中にいるが、実際に現場で見ると認識の仕方が違ってくる」と述べ、初めて報道陣に対し計画への疑念を表明した。具体的な懸念事項として、赤土が名蔵湾に流出する可能性を指摘した。
 ゴルフ場建設に向け、県、市、事業者は地域未来投資促進法の手続きを進めている。照屋氏の発言は個人的な感想と見られるが、砥板氏を支える市議会野党の主張を反映しており、玉城県政が計画に懐疑的であることが浮き彫りになった。
 砥板氏は20日の記者会見で、ゴルフ場について「大幅な見直しを求めないといけないという考えに至った」と明言。「市は環境への影響の判断を県に丸投げしている。独自でしっかり精査したのか」と市を批判した。砥板氏は6日、市独自の環境影響調査委員会を設置する考えも示した。
 一方、中山氏は繰り返しゴルフ場の早期着工を訴えている。昨年の12月議会では「ゴルフ場にノーという市長が出ると(建設は)期待できなくなる」と指摘。市政が交代するとゴルフ場建設が頓挫しかねないと危機感を示した。
 県の要綱で、ゴルフ場には一定の面積の森林を含む必要があるため、現在、ユニマット側は森林を含む約21㌶の市有地賃貸を求めている。
 中山氏は貸し付けに前向きで、庁内の公有財産検討委員会で19日から審議が始まった。ただ、砥板氏が当選した場合は判断に影響が出る可能性がある。
 ゴルフ場は株式会社ユニマットプレシャスが前勢岳周辺でリゾートホテルと共に建設を計画。予定地の農地転用に向け、県、市は地域未来投資促進法に基づく手続きを進め、基本計画、土地利用調整計画を策定した。
 昨年10月には事業者が地域経済牽引(けんいん)事業計画を県に提出し、審査終了を待っている。

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