中山義隆市長が尖閣諸島を洋上視察したことを巡り、石垣市議会の野党市議7人は17日、中山市長に抗議文を提出した。尖閣視察を「行政を私物化した尖閣諸島近海での市長による政治パフォーマンス」と断じている。
抗議文では➀市が尖閣視察の予算を「周辺海域実態調査」として計上し、市議会に詳細を説明しなかった➁平和の祭典である北京五輪前に尖閣諸島を視察することは明らかな挑発行為➂同乗していた民間人2人の位置づけも不明―などと主張した。
尖閣視察に関する一切の公文書を市の公式サイトで公開すること、謝罪会見を開くことも要求した。
中山市長は18日のツイッターで抗議文の写真を掲載。市長選直前の抗議となったことに関し「この時期の抗議、皆さんのほうが政治パフォーマンスとして、選挙利用しようとしていませんか?」とコメントした。