石垣市長選で4期目を目指す現職、中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=の総決起大会が20日夜、市内ホテルで開かれた。中山氏は新型コロナウイルス禍の打破を訴え「3月中にワクチンを打ち、みんなが活気づいて笑顔あふれる石垣市を取り戻したい」とアピールした。応援の弁士たちは「期日前投票を徹底的に」「一票一票にこだわって確認を」と、確実な票の積み上げを呼び掛けた。
自民党沖縄振興調査会の小渕優子会長は「何かあれば中山市長と電話一本で連絡が取れる。信頼関係が結ばれているからだ」と激励。大濱達也後援会長は「経済も分からず、金銭感覚のだらしない方を担ぎ、共産党と提携し、中山市長降ろしのためだけに野合した集団に市政を渡すわけにはいかない」と相手陣営を批判した。
選対本部長の大浜一郎県議は「投票率を上げて中山の票を上積みする。熱い気持ちを期日前投票で具現化してほしい」と呼び掛けた。
公明党県本部代表の金城勉県議は「私が聞くところでは、相手候補が差を縮め、肩を並べようとしている。一票一票に執念を燃やすことで中山当選を勝ち取ることができる」とげきを飛ばした。
同党八重山連合支部長の平良秀之市議会議長は「『(相手陣営は)考え方の違う保守の候補を抱えているから、水と油で逃げる票がある』という甘い考えは一切捨ててほしい。期日前投票を執念を持ってやり切り、初日から数を出し、勢いを増すことが大事」と声を張り上げた。
中山陣営から市議補選に出馬し、無投票当選した伊良部和摩氏は「中山氏を当選させ、私を与党として働かせてほしい」と述べた。女性部の玉代勢光子部長も支持拡大を求めた。
高良宗矩青年部長の音頭でガンバロー三唱し、気勢を上げた。